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サノ ノンブラインド脳動脈瘤クリップ

針金細工の製品から、メカ製品へと発展し続けるDIS純チタン製脳動脈瘤クリップ

はじめに

DIS純チタン製脳動脈瘤クリップは、高磁場化の進むMRIへの対応能力に最も優れた金属であり且つ、生態親和性、安全性の高い純チタンを素材として使用し、クリップ専用の展伸材料として1999年に開発したDIS高純度・高機能 純チタン材料を使用しております。

1999年 富士脳障害研究所付属病院副院長(当時)瀬川弘先生が発明された内開き式形状の脳動脈瘤クリップを開発。2000年発売開始。

2000年 岩手医科大学脳神経外科教授(当時)同大学現学長 小川彰先生と新たに脳動脈瘤クリップを開発。

2000年 同時進行で、前出 瀬川弘先生と D.I.S.Hero脳動脈瘤クリップを開発。2001年発売開始。

2001年6月 D.I.S.Hero脳動脈瘤クリップの追加特注モデルとして、藤田保健衛生大学脳神経外科教授(当時)佐野公俊先生の提案されるクリッピング手術手技に対し、最も適した仕様にHero脳動脈瘤クリップを改造し誕生させたのが、サノノンブラインド脳動脈瘤クリップであります。サノノンブラインド脳動脈瘤クリップは、手術視野確保が安易で、操作性に優れたデザインの脳動脈瘤クリップとして、2002年5月、クリップスタイル58種類(テンポラリークリップ7種類含む)として、初期モデルの発売を開始しました。

初期モデルの発売から10年の歳月が経過する中で、常に脳動脈瘤クリップの理想をあらゆる角度から追求してきた結果、DIS独自のノウハウを駆使し、製品のバージョンアップを繰り返し行ってきました。2007年2月には、より機能的な製品に完成させるため、初めて基本設計の変更を決断し、これにより、DIS純チタン製脳動脈瘤クリップと一目で分かるユニークなスタイルへと進化しました。進化の結果として、DIS純チタン製脳動脈瘤クリップの完成形と言えるVersionⅣの誕生へと至り、限定先医療施設へ試験販売を約3年間行いながら、クリップ一種類ごとに要求される性能をより細かく分析し、2010年4月より完成度の高い製品として、 DIS純チタン製脳動脈瘤クリップVersionⅣを発売開始しております。

製品基本設計変更と効果

①脳動脈瘤クリップの基本設計変更
―より高性能、高機能な脳動脈瘤クリップを誕生させる為に―
脳動脈瘤クリップの素材線径の変更、交差シャフトの剛性強化、交差シャフトの形状変更、脳動脈瘤クリップ内径寸法、厚み寸法の変更により、開き幅内径の拡大化、耐久性の向上を実現しました。
②専用クリップ鉗子との整合性の強調
―脳動脈瘤クリップ埋没時のオリジナルコンディション維持と
安全に思い通りの操作性を求めて―
脳動脈瘤クリップは、鉗子と合体しはじめて操作されるものである為、新開発したクリップ鉗子機構搭載によりクリップとクリップ鉗子の整合性を強め、操作性能の向上、安全性の向上、クリップ機能の降下を抑制する事を実現しました。